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KOTOKAZE

last up date 7/28 拍手お礼に掌編をいくつか追加してます(more

Short story

カントコトロ

北の民の少女リムセは、シラカンバの森カントコトロへ足を踏み入れる。彼女をいざなうのはシラカンバの化生、月神の御使いである青年。リムセは彼に、秘めたる希いをうちあけるのだが——

センシティブ・ブルー

わかちゃんの背には、みどりの翅がはえている。——大人たちの振りかざす青い硝子片、ひらりはらりと舞う金色の鱗粉。わたしのあおむし。 これはわかちゃんとわたしの、ひとときのはなし。

咲初小藤

何者にもなれず逃げ出した青年と、何者にもなれぬまま生かされる子ども。そんなふたりを見守る老爺。人とともに在るしあわせを知らなかった三人の、しあわせにあふれた旅のはじまり。

繭に紅

一ノ瀬まゆかはあたしの幼なじみ。ご近所さん、数日違いの誕生日、似通った背格好、あたしたちはまるで双子のようだった。けれど、あたしがまゆかに抱く想いは——